エミレーツ航空は、今後の事業拡大を見据えて世界中から外国人機長を積極採用しています。
航空需要の急回復により、現在航空業界は機材や整備部品の不足などの問題を抱えているほか、コロナ以前から問題となっていたパイロット不足が深刻化しています。
このパイロット問題においては、養成に時間を要し、短期的な解決が難しいことから、言わば取り合いの状況となっており、エミレーツ航空では今後の事業拡大を見据えて、同社で働くメリットをアピールしています。
Photo : Emirates
具体的には、競争力のある非課税給与、広々とした住居、教育手当、優れた歯科治療、医療・生命保険などを受け取ることができます。 また、運転手付きの職場への往復送迎、ランドリーサービス、42日間の有給休暇、休暇時のビジネスクラスの航空券、友人や家族向けの例外的な割引旅行特典なども受け取ることができます。
そして同社のパイロットは、6大陸にまたがる巨大な路線網の1つを飛行する興奮と冒険を楽しんでいるとし、中東の地方路線から超長距離の目的地、極地横断便など、パイロットにとって多様で興味深いラインナップであるとしています。
同社は、A350型機の受け入れを2024年半ばに開始し、B777-9型機の受け入れを2025年に開始する予定であることから、新機材導入に伴う人材確保が急務となっており、今後更に深刻化するとみられるパイロット不足に早くから取り組む姿勢を示しています。なお過去5ヵ月で172名のパイロットを採用したとしています。