エミレーツ航空のA380型機の完全な退役が2040年代にずれ込む可能性があることがわかりました。
これは同社のRichard Jewsbury イギリス地区VPが海外紙のインタビューで明らかにしたもので、A380型機は2030年代初頭から退役を開始し、完全な退役は2030年代後半から2040年代前半を想定しているとしました。
今年6月には、同社のTim Clark社長がA380型機の完全な退役は2032年を想定していることを明らかにしていましたが、今回のRichard Jewsbury氏の発言からは、退役時期が大きく後ろ倒しされた形となります。
A380型機の退役においては、発注済みの機材のデリバリーで大きく左右される形となり、新型機のB777Xの受領時期が見通せないこともあり、これを考慮し、A380型機の想定運用期間を延長した可能性も考えられます。Photo : Emirates