経営再建中のスカンジナビア航空は、スターアライアンスを離脱しスカイチームに加盟する方針であることがわかりました。
エールフランスKLMグループは、スカンジナビア航空(SAS)に再建に向けてSASの株式19.9%を買収する予定であることを明らかにしました。また投資ファンドのキャッスルレイクとデンマーク政府とのコンソーシアムにより、SASに11億7,500万ドルを投資する予定とし、これによりSASはチャプター11から脱却する見通しとなります。
そしてSASは現在加盟しているスターアライアンスを離脱して、エールフランスKLMグループが加盟するスカイチームに移籍する予定であることが明らかにされています。
この動きにより、スカンジナビア地域において、スターアライアンスの優位性が弱まりスカイチームが力を握ることが予想され、今後ストックホルム就航を目指しているANAの戦略にも影響が出ることが予想されます。Photo : Airbus