JALは、2024年1月2日に羽田空港で発生したJAL機と海上保安庁の機体が衝突した事故を受け、機体が全損したことで約150億円の損失を計上する見込みであることがわかりました。
事故機となるA350-900型機となるJA13XJは、この事故により、エンジンを含め全損し修復が不可能な状態となっており、これによりJALは約150億円の損失を計上する見込みです。なお同機は、航空保険が適用される見通しとなっています。
JALは、座席供給量が多い同型機を1機失ったことで、提供座席数が減少し減収となる可能性があるほか、無料での払い戻しを受けるなどの措置をとっていることから、業績への影響が及ぶものと予想されます。
なお過去に類を見ないこのような事故で、仮に責任の所在がJAL側に無かった場合、相手側は国にとなると考えられることから、どのような形で決着させるのかも注目となります。