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羽田空港にてJAL機と海上保安庁の機体が衝突した事故は、JAL機が真後ろから海上保安庁の機体に衝突か

 2024年1月2日に羽田空港で発生したJAL機と海上保安庁の機体が衝突した事故において、徐々に事故当時の状況がわかってきました。

 運輸安全委員会による事故調査が完了するまで、確定的な事故原因は明らかになりませんが、今回の事故においては複数の要因が重なり不運にも事故に至ったとみられます。

 現在までにこの事故は、管制ミスあるいは離着陸機のどちらかの管制指示の聞き取りのミスの可能性が高いとみられていますが、事故当時の状況として、滑走路上で離陸に向け停止していた海上保安庁機に対してJAL機が後方から衝突したとみられます。

 FNNが公開している動画からわかるように、接触前に海保機がRW34R上で停止し、左右の衝突防止灯が光っていることが確認でき、衝突後のJAL機の機首先端も大きく損傷していることから、真後ろから接触した可能性が高いとみられます。

 このようなことから、主因は管制官による管制ミスあるいは離着陸機のどちらかの管制指示の聞き取りのミスの可能性が高いとみられますが、仮にそのミスが発生していても、JAL機が滑走路上の機体を視認しゴーアラウンドできた可能性(実際には視認後も着陸復航が不可の条件であった可能性もあり)、海保機が滑走路に進入した時点で管制官がJAL機にゴーアラウンドを指示できた可能性もあったと考えられます。

 また事故当時が夜間で視認性が低かったこと、海保機が小さく、かつ離陸滑走地点が通常の旅客機が待機するポイントより前方にあるため、JAL機が視認するのに遅れた可能性も考えられ、このような複数の要因により不運にも事故に至ったと考えられます。

 なお警視庁は、東京空港署に特別捜査本部を設置して業務上過失致死傷容疑を視野に入れ事故原因を調査する予定としています。Photo : FOX

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