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UAE当局、A350とA380の同時定期運航乗務を認可 エティハド航空が実用化し両機種間のMFFは史上初

 UAE当局は、エティハド航空の要請を受けA350型機とA380型機の同時定期運航乗務『Mixed Fleet Flying (MFF)』を認可しました。

 MFFは、フライ・バイ・ワイヤ採用の機材から2種類以上の機種を定期的かつ同時に操縦する資格を得ることができるものとなり、今回の認可によりエティハド航空のパイロットは、両機種を操縦することが可能となり、極端な例を挙げるとA350型機に乗務した翌日にA380型機に乗務することが可能となります。なお同社は、B777とB787でもMFFを採用しています。

 通常、ヒューマンエラーを防ぐ目的で、定められた期間においては、操縦する機種を1機種に限定することが通例ですが、フライ・バイ・ワイヤ方式の機材には、技術的共通性があるためMFFが可能となり、メンテナンス手順が合理化されコストが大幅に削減されるメリットがあるほか、パイロットのスケジュール管理においても大きなメリットがあります。

 なお日本においてもA320とA380の同時定期運航乗務を認可されており、ANAが実用化しています。Photo : Etihad Airways

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