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オマーン航空、経営再建の一環でA330型機の全機退役を決定し退役が完了

 オマーン航空は、経営再建の一環でA330型機の全機退役を決定し退役が完了したことがわかりました。

 同社は、赤字の状況を脱するために保有機材を削減する予定とし、昨年8月の決算発表時に、今後3年~4年をかけて抜本的な改革を進めるとしており、今回の機材削減もその一環とり。保有していたA330-200×4機、A330-300×6機を退役させ、同社の保有するワイドボディ機はB787型機のみとなります。

 現在競争が激化している中東市場ですが、ライバルのエアラインとなるのが、エミレーツ航空・カタール航空・エティハド航空などのメガエアラインであることから、オマーン航空が存在感を示すには大きな経営改革が必要との見方がされています。

 なお今後は、リヤド航空の参入などもあり中東エリアの競争は激しくなり、その競争において敗者と言えるようなエアラインが出てきてもおかしくありません。なおオマーン航空は、2024年後半にもワンワールドに加盟する予定としています。Photo : Oman Air

オマーン航空のワンワールド加盟時期は、2024年後半を予定

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