ターキッシュエアラインズは、A350-900型機を6機追加導入する計画を明らかにしました。
これまで同社は、20機のA350-900型機をエアバスに確定発注し既に6機を保有していますが、新たに6機のA350-900型機を導入することでエアバスと合意し、計26機の同型機を導入する計画へと変更します。
Photo : Airbus
この追加導入が決まった6機は、2022年~2023年にかけて受領し、既存発注分よりも先行して受領を完了させる予定となっており、以下の事柄が影響しています。
この6機は、ロシアのウクライナ侵攻によるEUの制裁で、アエロフロートロシア航空に同型機を納入できなくなったことから、エアバスは同社向けに製造した機体の新たな顧客を探していましたが、これがターキッシュエアラインズとなります。これに関しては正式な発表はありませんが、複数の情報筋によればほぼ確実とみて間違いありません。
当初の予想では、ルフトハンザドイツ航空が有力とみられていましたが、実際には候補にもあがっていなかったターキッシュエアラインズが購入したことになり、価格は明るみにはならないものの、大幅なディスカウント価格で手に入れるものとみられます。
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