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A321XLRを最初に運航するエアラインはイベリア航空に決定 マドリード~ボストン・ワシントン線に投入

 A321XLRを最初に運航するエアラインはイベリア航空に決定したことがわかりました。

 既報の通り、当初の予定では、同グループのエアリンガスになる見込みでしたが、会社側とパイロット側が賃金をめぐり係争中であることが影響し、初号機はエアリンガスではなくイベリア航空に納入されることが有力とみられていましたが、今回イベリア航空のMarco Sansavini CEOが自社がA321XLRの最初のオペレターとなることを明らかにしました。

 現時点で同型機の投入路線は、マドリード~ボストン・ワシントン線を予定しているとしており、同型機の性能を活かした大西洋横断路線に使用されることになります。

 A321XLRは、従来機よりも30%の燃費向上を実現し、航続距離はナロボディー機の世界最長航続距離の8,700kmとなり、今まで大型機では採算ラインに乗らなかったような都市間の新路線開設などが期待され、市場のゲームチェンジャーとして期待される機種となり、今後エアバスの収益に大きく貢献することが予想されています。Photo : Airbus

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