エミレーツ航空は、2023年度は過去最高益となる47億ドル(約7,300億円)を記録したことを発表しました。
同社が最高益を記録するのは2年連続となり、これに伴い全従業員に対して基本給の5ヶ月分をボーナスとして支給することを明らかにしています。
今回の発表に伴い同社のSheikh Ahmed bin Saeed Al Maktoum CEOは「我々のグループの優れた財務状況は、将来の成長と成功に向けた強力なポジションを確立するものです。これにより、より良い製品、サービス、そしてさらなる価値を顧客とステークホルダーに提供するために投資することができます」と述べています。
また多くの業界関係者が懸念しているような旅行需要の減退の兆候はまだ見られないとし、原油価格、為替変動、社会的政治的変化による不安定な環境など、コストや外部要因を注視していくとしました。
なお同社の2023年度の搭乗率は79.9%であったことが明らかにされており、前年度の79.5%から僅かながら上昇しました。Photo : Emirates
エミレーツ航空社長、A380は2040年代まで運航する見通しを明らかに 将来的にアール・マクトゥーム国際空港への移転も示唆