FSC 航空ニュース

大韓航空、アシアナ航空との統合における審査においてアメリカ当局からも承認を得ることに自信

 大韓航空は、アシアナ航空との統合における審査においてアメリカ当局からも承認を得ることに自信を示しました。

 これは中央日報のインタビューにおいて同社社長が語ったものとなり「アメリカ当局から事実上の承認を得たものと考えている」とし、正式に承認を得ることに自信を示しました。

 この企業結合に関しては、競争法上の審査を経なければならない国(地域)が 14ヶ国あり、これまで、日本を含む 13ヶ国での審査が完了し残るはアメリカのみとなっており、今後何らかの条件付での承認される可能性が高いと考えられています。

 現在のところ同社は、2024年6月末までにアメリカ当局の承認獲得を目指している模様で、仮に承認となれば、最終的な統合完了には約2年程要するとみられています。

 なお承認条件においては、EU承認時と同様に路線移管などが含まれる可能性が高いと考えられており、正式発表となった際の条件内容が注目となります。

大韓航空、傘下LCCの統合に向けた準備に着手 2026年にもメガLCCに生まれ変わる見込み

日本の公正取引委員会、大韓航空とアシアナ航空の統合を承認 7路線を他社へ譲渡し羽田枠は維持

大韓航空、アメリカ当局による統合審査通過に向け一部路線をエアプレミアに移管することを検討か