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B777Xの飛行試験が遅れている模様 エミレーツ航空は2026年第2四半期の受領を想定

 開発が遅延しているボーイングの大型旅客機のB777Xの飛行試験が遅れている模様であることがわかりました。

 これはエミレーツ航空のTim Clark 社長が海外紙のインタビューで明らかにしたもので、現在ボーイングはB737MAXの問題に注力していることもあり、B777Xの飛行試験のスピードが遅れているとしており、ボーイングが公表している2025年の納入は難しいとの見解を示しました。

 また同社長は、受領時期は2026年第2四半期を想定しているとし、ボーイングもこれは把握していることだろうと述べました。

 同社は既報の通り、この開発遅延の影響による既存機の改修費用となる数十億ドルを請求する意向を示しており、ボーイングは、今後補償をめぐり各社と協議を行う必要も出てきており、問題は山積みとなっています。

 またルフトハンザドイツ航空もこの遅延に苛立ちを示しており、各機種における相次ぐ納入遅延などによりボーイングは大きく信用を失っていると言える状況です。Photo : Boeing

エミレーツ航空、B777Xの納入遅延で既存機の改修費用をボーイングに請求へ

ルフトハンザグループCEOが現在のボーイングの混乱について「非常に迷惑でコストがかかる」とコメント

ルフトハンザドイツ航空CEO、「私たちはもはや2025年にB777Xの最初の機体が手に入るとは信じていません」