FSC 機材 航空ニュース

キャセイパシフィック航空、砂漠で保管していたA330型機の全機が香港へ復帰

 キャセイパシフィック航空は、新型コロナウイルスの影響を受け、活躍の場を失った機材をオーストラリアの砂漠地帯となるアリススプリングスで保管していましたが、A330型機の全機が香港へ戻ったことが確認されています。

 同社は、ピーク時に同エリアで76機の機体を保管していましたが、航空需要の回復により順次保管機の復帰作業を行い、全機がアリススプリングスを後にしています。最後の1機となったのはB-HLVとなり、無事香港へ到着し、同社として一つの区切りがついた形です。

 同社はアリススプリングスでの保管に際し、2020年から現在に至るまで部品、工具、航空機用ジャッキ、専門支援機器など4万点以上の部品をアリススプリングスに輸送しており、これまでアリススプリングスを拠点としていた専門チームは、今後数か月かけて撤収する準備を整える予定となっています。Photo : Cathay Pacific

アリススプリングスの航空機保管場が活況を呈し保管スペースが不足

キャセイパシフィック航空、地上駐機となっている航空機を砂漠地帯での保管を検討

キャセイパシフィック航空、中型機の更新で2024年内にワイドボディを発注へ