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ボーイングCEOが6月18日に米上院公聴会で証言へ 内部告発などについて質問を受ける予定

 ボーイングのDave Calhoun CEOは、2024年6月18日のアメリカ上院公聴会で証言する予定です。

 この公聴会においては、内部告発による安全性の疑惑と品質管理について質問を受けることになります。

 この公聴会で質問を予定するRichard Blumenthal 上院議員は「CEOの証言を楽しみにしている。これはボーイングの失態に対処し、国民の信頼を回復し、米国経済と国防における同社の中心的な役割を回復するために必要なステップです。安全性よりも利益を、品質よりも株価を、責任よりも生産速度を何年も優先してきた結果、ボーイングは現在に至っており、その空虚な約束はもはや耐えられない。」と述べ厳しい質問が予想されます。

 現在ボーイングは、B737MAXにおける航空機の品質問題が露わになっているほか、B787においては内部告発によりその安全性が疑わしい事態となっています。なお現在もB737MAXの生産数は制限がかけられた状態となっており、このようなことも影響し世界の各社が航空機不足となり計画変更を強いられています。

 ただ今回の公聴会を機に、一連の問題に区切りがつき、正常状態に戻る可能性も指摘されており、まずは同CEOがどのような証言をするのか注目です。Photo : Boeing

ボーイングの内部告発者「全世界のB787型機を運航停止にすべき」と主張

ボーイングに新たな内部告発者「787と777において計1,400機が問題を抱えて飛行している。部品ズレが生じるとジャンプして無理やり固定していた」

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