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ボーイング関連の内部告発者において2人目の死亡を確認

 ボーイング関連の内部告発者において2人目の死亡が確認されました。

 死亡が確認されたのは、ボーイングに機体を供給するスピリット・エアロシステムズの元従業員のJoshua Dean氏(45歳)となり、2週間前までは健康であったと親族は語っていますが、呼吸困難の症状を訴えた後に、検査を行ったところ感染症とわかり、それによる肺炎と脳卒中を患い、死去しました。

 同氏はB737MAXの製造において、不適切な場所に穴が開けられていることを上司に報告を行ったものの、上司はこれに対応せず圧力をかけてきたと内部告発した人物となり、その後同氏は別理由で解雇処分となったことから、事実上の報復措置であると訴えていました。

 なお今年でボーイング関連の内部告発者の死亡は2例目となり、1人目はボーイングに32年間務めた元従業員で、品質管理マネージャーとしても働いていたJohn Barnett氏となり、 トラックの中で銃を使い自殺したことが明らかになっています。Photo : Boeing

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