KLMオランダ航空のMarjan Rintel CEOは、 アジア市場においては特に日本路線の需要回復が著しいことを明らかにしました。
同CEOは、今後も長距離路線を拡充する方針を示し、アジア市場も欧米市場に追いつくような形相で回復をみせているとし、特に日本路線においては回復が著しいとしています。このようなことから今後日本路線における供給量増加も期待されます。
また長距離路線においては、パイロットが不足していることも影響してコロナ前の供給量に戻っていないとしたほか、ロシアの空域制限による中国キャリアとの不当な競争が悩みの種であるとしています。
現在KLMオランダ航空は、ロシア空域を避けていることから、ロシア上空を飛行する中国キャリアに比べて所要時間が2時間増加し、それに伴う追加燃料、コックピットクルー4名体制という状況となっており、この状況は不公平であると主張しています。
また今後の見通しは、上向きではないものの、下向きでもないという状況とし、予約は引き続き順調で安定しており、世界中で供給力が整っていないため、それが助けになっており当面は楽観的としています。Photo : KLM