ルフトハンザグループの大株主である物流企業のキューネ・アンド・ナーゲルのKlaus-Michael Kühne名誉会長は、ルフトハンザグループの各エアラインのブランドを統一すべきであるとの考えを示しました。
昨年ルフトハンザグループは、業績が悪化したことが明らかになり、これまで長年沈黙を保っていた株主も発言するようになりましたが、今回大株主であるキューネ・アンド・ナーゲルの同会長は、ルフトハンザグループの経営陣に対し、プレミアム製品の品質を向上させ、一部の安価なブランドに別れを告げるか、むしろそれらを高度な識別性を備えたルフトハンザ独自の統一ブランドに統合することを勧めていると発言しています。
現在ルフトハンザグループは、先日のITAエアウェイズのグループ入りを含め、ルフトハンザドイツ航空・ユーロウイングス・スイスインターナショナルエアラインズ・オーストリア航空・ブリュッセル航空など多くのブランドを抱えている状況となっており、今後同グループがこの提言を検討するのか注目となります。
なお同グループは今後もグループエアラインを拡大させる方針としており、エアバルティック・TAPポルトガル航空の買収を検討しているとの情報があります。Photo : Lufthansa
ルフトハンザグループの大株主が現状に不満 近い将来圧力をかけることを示唆「もはやエミレーツ航空や極東の航空会社のように最前列にはいない」