カタール王室は、アメリカのトランプ政権に元カタール王室機の747-8を寄贈する方針であることがわかりました。
既報の通り、トランプ政権は元カタール王室機の747-8を購入して改修する方針であることがわかっていましたが、今回カタール王室はトランプ政権に同型機を寄贈する方針であることがわかりました。
この発表は、トランプ大統領の中東訪問に合わせて発表される見込みとなっており、このほかカタール航空によるボーイングへの大型発注も発表される見込みで、両国の関係強化が発表されるとみられます。
アメリカのエアフォースワンをめぐっては、当初の計画では、2024年後半にも新型のエアフォースワンを受領する計画でしたが、サプライチェーンの問題や変更された要件に対応するため、現在のところ早くても2027年、現実的には2029年頃まで遅延する見込みとなっており、機齢35年の同型機の更新は重要な課題とされていました。しかしながら今回機齢13年の同型機を譲り受けることで、問題を解決することができ、新型機のつなぎの機材として活用するものとみられます。
なお今後同型機は機内改修などをを行うことになりますが、トランプ大統領は予てから新塗装に意欲的であったことから、在任中に新塗装エアフォースワンにトランプ大統領が搭乗する可能性も高まったと考えられます。Photo : MSNBC