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アメリカ政府、カタールから寄贈された747-8の受け入れを表明 中古のエアフォースワンが誕生へ

 アメリカ政府は、カタールが寄贈を表明していた元王室機の747-8を受け入れることを表明しました。

 同政府は、今回の寄贈はトランプ大統領への寄贈ではなくアメリカへの寄贈であることから、憲法上も問題は無いとの認識を示しており、今後受け入れの調整を進める方針です。

 現行の老朽化したエアフォースワンをめぐっては、当初2024年後半にも新型のエアフォースワンを受領する計画でしたが、サプライチェーンの問題や変更された要件に対応するため、現在のところ2029年頃まで遅延する見込みとなっており、今回寄贈された747-8はそれまでのつなぎ機材として役割を担うものとみられます。

 今後同型機は機内改修などをを行うことになりますが、トランプ大統領は予てから新塗装に意欲的であったことから、バイデン政権が破棄した新塗装を採用し、新塗装のエアフォースワンにトランプ大統領が搭乗する可能性も高まったことになります。Photo:Donald J. Trump

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