インド航空当局は、エアインディアのパイロットの勤務時間が超過していた問題で同社幹部を処分しました。
この問題は、ベンガルール発ロンドン行きのエアインディア便2便において、操縦士の勤務時間が規定時間を超えていた問題となり、これら運航便のパイロットは10時間以上超過して乗務していたことが発覚し、このスケジュールを組んだ運航管理部の責任者など3名を処分しました。なお問題があった運航便においては、イレギュラー便ではなかったことから、同局は悪質と判断しています。
このようなことから、同局はずさんな管理体制の見直しいおよび再発防止を求めており、同社の対応次第では運航ライセンスの取り消しを含め厳しい措置を講じる方針としています。
なお今回の問題と先日発生した墜落事故は関係していませんが、このほかにもエアバス機3機の緊急脱出スライドの点検を行わず飛行していたことなども明らかになっており、同社に対する安全性には疑念を抱く声が増えています。Photo : Air India