エアインディアは、墜落事故の影響を受けワイドボディ機投入路線を2025年7月中旬まで15%削減する計画であることを明らかにし、羽田~デリー線も当面影響を受けることになりました。
これは墜落事故による機体損失や、複数ワイドボディ機の緊急点検、複数の空域閉鎖などの影響によるものとしており、多くは事故による影響となります。
現在同社は787型機と777型機の緊急点検を実施していますが、保有するボーイング787-8型機と787-9型機33機のうち26機の点検が完了して当局から運航許可を取得しました。なお残りの機体についても近日中に点検を行う予定で、777型機についても追加点検を計画しています。
また事故機となったVT-ANBのエンジンの整備状況も明らかになっており、右エンジンは2025年3月に新品で取り付けられ、左エンジンは2023年に最後に大規模な整備が実施されたことがわかっています。Photo : Air India