イスラエル航空宇宙産業(IAI)は、改修貨物機の777-300ERSFの追加型式証明(STC)をアメリカとイスラエルの両当局から取得しました。
このSTCの取得により今後同機は正式に運航可能となり、カリッタ航空がローンチオペレーターとしてデトロイトを拠点に運航を開始する予定となります。
このプログラムにおいて開発された777-300ERSF(ビッグツイン)は、2022年に生産が終了した747型機の後続機として役割を担うことが想定され、同機は777Fに比べ20トン多く貨物を搭載でき、燃費効率も747に比べ21%改善する仕様となっています。また搭載貨物量が増えることにより、床面の強化などを実施し、床下の貨物スペースにおいては777-300ERの約30トンから改修後は約100トンを輸送できるようになります。
今回のSTC取得に伴いIAIのBoaz Levy社長は「IAIは旅客機から貨物機への改修における世界的リーダーであり、航空技術の最前線に立ち、イスラエル最大の航空宇宙企業として幅広い能力を築いています。当社は、ボーイング777を貨物機に改造した世界初の企業であることを大変誇りに思っています。航空当局から認証を取得したことは、IAIの技術、エンジニアリング、そして運用に関する専門知識の高さを示すものであり、当社がこの分野におけるパイオニアとしての地位を確立したことを示しています」とコメントしています。
なおライバルの改修会社であるマンモス・フレイターズは、 777-300ERMF貨物機の改修を進めており、年内にその初号機を完成させる計画としています。Photo : IAI




