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イスラエル航空宇宙産業、777-300ERSF/ビッグツインの海外生産拠点を仁川空港に設立 2025年から稼働へ

 イスラエル航空宇宙産業(IAI)は、777-300ERSF/ビッグツインの海外生産拠点を仁川空港に設立することを発表しました。

 IAIは、旅客型B777-300ERを貨物機に改修するプログラムを進行中ですが、韓国のMRO会社のシャープテクニクスKと合弁会社を設立し、海外拠点として仁川空港に改修施設を設立します。*MRO(Maintenance(整備)、Repair(修理)、Overhaul(オーバーホール)

 現在の計画では、2023年6月着工し、2025年に稼働させる計画としており、一度に4機の改修が可能となる大規模施設を整備します。また2030年には2棟目を稼働させ、A330型機の改修も可能な施設を整備し、事業を拡大させる計画としています。

 仁川空港においては、アトラスエアが2025年に整備拠点を設ける計画のほか、大韓航空も整備事業を同空港で拡大させる計画としており、MROの一大拠点としての地位を固めつつあります。Photo : IAI

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