2024年12月に発生したアゼルバイジャン航空機の墜落事故をめぐり、ロシアとアゼルバイジャン両政府は、ロシア側からの賠償金の支払いで合意したと発表しました。
この事故は、2024年12月25日、アゼルバイジャンの首都バクーからチェチェン共和国・グロズヌイに向かっていたアゼルバイジャン航空8243便(機材:E190型機)が、カザフスタン西部のアクタウ近郊で墜落したものです。同機に乗っていた乗客乗員のうち、38名が犠牲となる大惨事となりました。
両国の外務省が2026年4月15日に発表した共同声明により、この墜落がロシア領空内における防空システムの意図しない作動によるものであったことが正式に認められました。事件直後、ロシア側は当初責任を回避する姿勢を見せ、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領から強い反発を招くなど、深刻な外交対立に発展していました。
しかし、昨年10月にタジキスタンの首都ドゥシャンベで行われたロシアのウラジーミル・プーチン大統領とアリエフ大統領による会談で、ロシア側がミサイル誤射の事実を初めて認め、事態は打開へと向かいました。なお、具体的な賠償金額など、財務面での合意条件については両国ともに明らかにしていません。
共同声明の中で両国は、「今回の措置は、同盟関係の枠組みにおいて協力をさらに構築していくという双方の意図を確認するものである」と強調しています。また、航空機事故で命を落とした犠牲者の遺族や関係者に対し、改めて深い哀悼の意を表しています。Photo : Azerbaijan Airlines


