KLMオランダ航空の特別塗装機の『オレンジプライド/PH-BVA』が、約1ヵ月半振りに中国からオランダ・アムステルダムに帰国しました。
同機は、昨年12月31日に貨物便として上海からアムステルダムへ向けて飛行していたところ、第1エンジンに異常がみられたことから、急遽北京へ緊急着陸を行いました。
そしてその後の点検でエンジンの交換が必要になったことから、オランダから整備士を派遣しようとしましたが、中国側の10日間の検疫措置が影響し、中国での請負業者を探すことになり時間を要しましたが、無事整備を終えて2月8日に出発予定日を設定しました。
しかしながら当日にエンジンを始動したところ、今度は第2エンジンが異常を示したことから、再度点検を行い整備したことから、出発が15日に延期されていました。
そして今回のフライトに至りましたが、今回は無事に北京からアムステルダムに帰還することができ、年をまたいだトラブルへの対処は約1.5ヵ月で完了し、不運が続いたオレンジプライドはようやく本拠地で翼を休めることができそうです。Photo : KLM