ボーイングが生産するナローボディ機の主力機となるB737MAXシリーズにおいて、一部部品の品質問題が発覚し、一部機体の納入が停止し、納入機数が減少する見込みであることがわかりました。
今回発覚した問題は、Spirit AeroSystemsが製造する機体後部の部品となり、胴体後部と垂直尾翼を結合する2つの金具が、ボーイングに納品される前に、胴体の構造に正しく取り付けられていなかったというものとなります。
ボーイングとFAAによれば、直ちに安全上の問題はないとしているものの、対象となる機体は、2019年製造分までにのぼり、今後検査を実施し、必要に応じて交換する作業などが必要になるとみられます。
なおこの部品の場所は、機体内部となることから、検査や修理に時間を要すると考えられており、このような事情により、一時的に同型機の納入機数は減少することが予想され、受領を待つエアラインの機材計画に影響が及ぶとみられます。Photo : Boeing