インドのLCCのゴーファーストは、破産法の適用を申請したことを明らかにしました。
同社によれば、プラット&ホイットニー社より供給されたエンジンの不具合、及び適切な補償が受けられなかったことにより、多くの航空機が運用停止を強いられたとし、これがキャッシュフローに大きな影響を及ぼし、現在に至ったとしています。
現在同社は、約50機のA320型機を保有していますが、約半数が運航停止状態となっています。このようなことから同社は、 800億ルピー (9億 7,720万ドル) の損害賠償を求め提訴するとしています。
これに対してプラット&ホイットニー社は、契約は遵守しているほか、ゴーファーストは、金銭的義務を怠った長い歴史があるとして反論しており、今後どのような結末を迎えるのか注目です。
なおプラット&ホイットニー社を巡っては、これまでにニュージーランド航空、ハワイアン航空、エアバルティックなどがエンジンの供給遅れにより、航空機を運用できない事態が発生しているのが確認されています。Photo : Go First