ブリティッシュエアウェイズのB777のパイロットが、一時的にカタール航空に出向する計画が存在することがわかりました。
これはブリテッシュエアウェイズが社内向けの通知において、冬ダイヤ期間においてカタール航空で働く意思があるかどうかB777のパイロットに確認したことから発覚したもので、今後同社のパイロットが最大40名がカタール航空に出向する可能性があります。
これは需要の回復によりカタール航空のパイロットが不足していることが原因とみられ、依然として長距離路線の需要が乏しい状況であるブリティッシュエアウェイズのパイロットが注目されたとみられています。
カタール航空は、ブリティッシュエアウェイズの親会社であるIAGグループの35%の株式を保有しており、両社は同じワンワールドのメンバーでもあります。また2017年には、ブリティッシュエアウェイズの客室乗務員のストライキの際に、カタール航空がウェットリースでブリテッシュエアウェイズに代わってフライトを運航した実績もあります。
今後いくつかのハードルがあることをブリテッシュエアウェイズは認めていますが、仮に実現するとこれまでのケースでは極めて珍しい出向形態となります。Photo : British Airways