海外LCC情報 航空ニュース 貨物

エアアジアX、ジオディスと提携して貨物事業を強化 定期貨物便の運航を開始

 エアアジアグループの長距離部門のエアアジアXは、世界有数のロジスティクスプロバイダーであるフランスのジオディスと提携して貨物事業を強化することを発表しました。

 この契約は、2022年1月20日から半年に渡り有効となり、さらなる延長も視野にいれ業務を行います。この提携によりエアアジアXは、クアラルンプール~香港・チェンナイ・上海・シドニー線において定期貨物便を運航する予定となります。

 今回の提携に伴い同社のBenyamin Ismail CEOは『コロナ禍において貨物料金は、引き続き堅調に推移すると考えられます。私たちは、この機会を生かすつもりです。貨物便の収入は、コロナ以前は当社の総収入の4%でした。今後、貨物事業は少なくとも総収益の40~50%に貢献すると考えています。ここ数カ月間、臨時のチャーター便を運航してきましたが、この新しい契約により、機材稼働がより確実になり、収益の見通しも良くなります。』と述べています。

 新型コロナウイルスの影響により経営難に陥った同社は、336億5000万リンギ(約9200億円)の債務を99.9%減免する再建計画が債権者に承認され、現在再建計画の真っ只中にありますが、当面は旅客収入も見込めないことから、貨物事業によりコロナからの回復期まで収入を得たい考えです。Photo : Air Asia

エアアジアXの債務減免する再建計画に債権者が合意 エアバスへの発注数も大幅に減少

マレーシア証券取引所、エアアジアを警告銘柄となるPN17に指定

マレーシア航空当局、2社に運航ライセンスを付与 1社は超LCCを計画しエアアジアに対抗する『マイ航空』