アエロフロートロシア航空は、2022年3月8日をもって国際線の運航を一時停止する計画を発表しました。
これは世界的にロシア機が自国の領空を飛行することを禁止する措置の影響を受けてのものとなり、今回の戦争に加担していると言われるベラルーシへの路線を除き国際線の運航を停止します。この決定により、同社の東京/羽田~モスクワ/シェレメチェボ線は当面運休となります。
またEUが、EUのリース会社に対してロシアの航空会社と契約を3月28日までに打ち切るよう指示したことから、リース機を就航先の空港で差し押さえられるのを避ける目的もあります。
既に国内第2位のS7航空も国際線の運航停止を決定したことから、フラッグキャリアのアエロフロートロシア航空も国際線を停止することにより、ロシアはますます孤立することになります。
なお先日同社が株式市場に提出した資料において同社は『当社経営陣は、事業の大部分が国内旅客航空市場に集中していることから、当面は継続企業として事業を維持できると考えています。このような状況が長期化し、または著しく不利な展開が続く場合、当社グループが事業を展開する経営環境に深刻な影響を及ぼす可能性があります』と今後の見解を述べています。Photo : Airbus
EU、2022年3月28日までにロシアの航空会社との航空機リース契約を打ち切るよう指示 対象は500機以上で露航空業界に壊滅的な影響