フィンエアーは、2022年夏ダイヤの運航計画を更新し、日本路線においては東京/成田~ヘルシンキ線のみを運航する計画へと変更したことを発表しました。
今回の運航計画の変更は、ロシアのウクライナ侵攻に関連して、ロシア上空を飛行できなくなったことが影響しており、この影響を受け今夏ダイヤでは、ヘルシンキからヨーロッパの約70都市、北米の5都市、アジアの8都市への運航を行う予定としています。
アジア線においては、 東京/成田、バンコク、デリー、シンガポール、ソウル、香港、上海、ムンバイ線の運航を予定しており、以前までの計画にあった日本の羽田・関西・福岡・新千歳・中部線の運航は見合わせます。
同社は、ヘルシンキを拠点にアジアとヨーロッパ間の旅客と貨物を北の最短ルートで結ぶことに特化した事業を展開していたことから、今回のロシア上空を飛行できなくなったことは、事業の根幹を揺るがす事態となり、事態が長引けば政府へ支援を要請することも検討しています。Photo : Airbus