ボーイングは、現在開発中のB777Xの納入開始を更に遅らせる計画であることがわかりました。
これはThe Air Currentが報じたもので、現在問題を抱えるB787、B737MAX10の問題に注力するためにB777Xの納入を遅らせる計画であると情報筋の話として報じています。
Photo : Frankfrut Airport
現在想定されている納入時期は、2024年第4四半期としており、直近の計画からも約9~12ヶ月遅れることになります。当初の計画では、2020年に納入が予定されていたことから、エミレーツ航空などの一部の航空会社は不満を募らせており、既にキャンセルを検討しているとの報道もあることから、今後どのような展開を迎えるの注目となります。
また2027年の納入を予定する同型機がベースとなる新貨物機のB777XFにも影響がでる可能性があり、貨物機市場でシェア拡大を狙うエアバスにとってはこの遅延が追い風となる可能性があります。