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A220が羽田空港に初飛来しデモフライトを2022年5月9日に実施

 エアバスは、アジア太平洋地域向けのA220型機のデモンストレーションツアーの一環として、2022年5月9日に羽田空港で関係者向けに機体を公開しデモフライトを実施すると発表しました。

 今回エアバスは、エアバルティック向けの機材(YL-ABH)でツアーを実施し、シドニー、シンガポール、ハノイ、羽田で同型機の魅力をアピールし受注を狙う考えです。

 本来であれば三菱スペースジェットの競合機となりますが、スペースジェットは開発が凍結されていることから、導入予定であった日本国内のエアラインからの受注を想定してるものとみられています。なおアジア太平洋地位域においては、大韓航空が唯一A220を運航しており、国内線と国際線の両方で同機を使用しています。



Photo : Airbus

 現在A220ファミリーは、A220-100とA220-300の2種類で構成されています。 A220-100は100席から135席まで、A220-300は120席から160席までの座席の設置が可能となっており、A220-100の最大航続距離は6,390km、A220-300の航続距離は6,297kmとなっています。

 エアバスによればA220のこの能力は、アジア太平洋地域から新たな地域路線を開設したい航空会社や、収益性は高いが手薄な国内路線の航空機を必要とする航空会社に最適であるとし、国際線から国内線やリージョナル線への乗り継ぎを、より費用対効果の高いシームレスな方法で実現できるとしています。

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