イスラエル航空当局は、2023年3月31日より4発機の乗り入れを禁止すると発表しました。
この決定は、環境、騒音、持続可能性へ対応するためのものとしており、同日以降一部例外を除き4発エンジンを搭載する機体は、イスラエルに乗り入れることが不可能となります。なお例外についての詳細は明らかにされていませんが、これはエアファースワンをはじめとした政府専用機を想定しているとみられています。
現在イスラエルに乗り入れる4発機は、一部貨物機のみとなり、影響は限定的となりますが、今後A380を投入することが噂されていたエミレーツ航空は、この計画を再考する必要がありそうです。
今後も環境に配慮する動きは世界的に強まることが予想されており、イスラエルのように4発機の乗り入れるを禁止する国が増えると、B747、A380、A340などは、ますます活躍の場を失うこととなり、今後各国がどのような航空政策を掲げるのか注目です。Photo : EL AL Airlines