コロナとの共存政策に舵をきり、日本よりも先行して航空需要が回復している欧米諸国では、今夏深刻な人手不足に陥る国もありましたが、需要が回復し始めた日本でもこの問題が出始めている模様です。
現在国内主要空港においては、スタッ不足から検査場などで混雑するシーンも出始めており、今後更に需要が回復することで、この問題が深刻化する可能性もあります。
また仙台空港においては、タイガーエア台湾が日本側の受け入れ体制が整わない(地上業務人員不足)ため、運航再開時期を12月に延期するなどの影響も出ており、人員確保ができなければ需要があるにもかかわらず、運航を行えないといった便が増えることも予想されます。
日本においては、雇用調整助成金が手厚く支給されたこともあり、一定数も人員が確保できているとの見方もありますが、コロナの長期化を懸念して離職した人や、新規で航空系の業務に就職することを避けた人などが一定数いるため、コロナ以前から人材不足は課題であったことから、この問題は慢性化することも考えれます。