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エミレーツ航空社長、改めてA380やB747のような大型機の必要性を主張 無くなれば運賃が高騰

 エミレーツ航空のTIm Clark 社長は、海外メディアのインタビューに応じ、改めてA380やB747型機のような大型機が必要であるとの認識を示しました。

 同社長は、航空旅客数は今後も急速に成長していくことが予想されており、それに対応するためには大型機の開発が必要であるとしています。

 現にA380で1日6往復しているドバイ~ロンドン/ヒースロー線においては、第3滑走路の協議が難航している状況で、仮にB777-300ERに置き換えたら全便が満席となり需要に対応しきれないとし、結果として運賃の上昇を招くことから利用者が負担を強いられることになるとしています。

 また最新の技術を採用した設計やエンジンを搭載すれば、A380も燃費性能は大幅に向上することができるとし、メーカー側は大型機の開発を進めるべきとの考えとしています。同社長は同様の意見を各国のメディアに伝えており、時代が小型機にシフトする中、同社長の思いがメーカー側に届くことがあるのか注目です。Photo : Emirates

エミレーツ航空社長、A380の退役による大型機の不足に懸念を示す 2030年代はスロットが不足

エミレーツ航空社長、引き続きA380型機の新型機の開発を希望 具体的には軽量化を実現した窓無しの機体

エミレーツ航空社長、将来的にA380型機の2倍サイズの航空機の必要性を主張