韓国のLCCのイースター航空が売却されたことがわかりました。
同社は新型コロナウイルスの影響などで事実上の経営破綻となり、企業再生手続き(日本の会社更生法に相当)により再建を目指し、新オーナーのソンジョンが買収し運航再開に向けた準備進めていましたが、当局への不正資料の提出問題によりソンジョンの元で運航再開を果たすことはできず、ファンドのVIGパートナーズに売却されました。
韓国の国土交通部はイースター航空が航空安全を担保できる十分な財務状況であることを確認できなかったことから、航空運送事業許可(AOC)を発給していませんでしたが、VIPパートナーズに売却されたことで、AOCが発給される可能性が高まるだろうと地元メディアは報じています。
今後同社はB737MAXを導入して早期に運航再開を目指すとしており、コロナ前よりもエアラインが乱立した状態の競争が激しい中で黒字化を目指すことになります。Photo : EASTAR JET