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カタール航空、エアバスとの和解により契約破棄されたA321neoを導入しA350の受領も再開へ A380やB737MAXの導入にも影響か

 カタール航空とエアバスは、長らく続いた塗装劣化問題の争いにおいて、和解に至ったことから、契約破棄となったA321neoの契約を再締結することがわかりました。

 これはエアバスのスポークスマンのJustin Dubon氏が明らかにしたもので、和解により以前の契約の50機のA321neoのデリバリーが今後行われることになるとし、2026年に初号機が納入される見込みであるとしました。

 カタール航空は、A321neoの代替機としてB737MAXを導入する契約をボーイングと締結していますが、現時点でこの契約に今回の件で影響が及ぶかは不透明です。

 なおA350型機のデリバリーは年内にも再開される見込みとなっており、このままA350型機の稼働機数が増えると、一時的に復活したA380型機が再度退役に向かうことが予想されます。Photo : Airbus

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