国産ジェットのの開発を手掛ける三菱重工業、三菱航空機は『スペースジェット/旧MRJ』の開発中止を本日2月7日にも正式発表する見込みであることがわかりました。
同社は、2008年小型ジェット機の開発に着手し開発を進めていましたが、度重なる開発・納入遅延によりライバル機に対して競争力を失う状況が続いていました。
またこのような問題がある中で、新型コロナウイルスの影響により航空機需要も急減したことから、スペースジェットの開発費を大幅に削減し事業を一時凍結すると発表していましたが、開発が再開されることなく国産ジェットの生産から撤退となります。
既に1兆円規模が投じられた同プログラムですが、同社は開発を継続しても採算をとるのは難しいとの経営判断をしたとみられており、残念ながら多くの航空ファンの期待を背負った国産ジェットは実現しないことになります。なおローンチカスタマーであるANAをはじめとする発注済みのエアラインは、今後代替機を確保する必要が生じることになります。