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IAI、改修貨物機の777-300ERSFが初飛行に成功したことを発表

 AerCap Cargoとイスラエル航空宇宙産業(IAI)が共同で旅客型B777-300ERを貨物機に改修するプログラムにおいて、改修初号機が初飛行に成功しました。

 このプログラムにおいて開発される777-300ERSF(ビッグツイン)は、生産が終了したB747型機の後続機として役割を担うことが想定されています。現在のところ同機は、B777Fに比べ20トン多く貨物を搭載でき、燃費効率もB747に比べ21%改善する仕様となっています。

 今回の飛行試験は、機体認証を受ける最終工程の一つとされており、このまま順調に計画が進めば、2023年前半にローンチカスタマーであるカリッタ航空に引き渡される予定です。

 777-300ERSFは、着々と受注を増やしており、現在までに計60機を超える受注に成功しています。Photo : IAI

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