タイ国際航空は、最大90機規模のワイドボディ機の発注を検討していることがわかりました。
これは関係筋による情報として複数の海外紙が報じているもので、既存機の更新や業績に改善により、ワイドボディ機を拡充してコロナ以前以上の事業規模に拡大することを検討しているとしています。
現在までに候補として挙がられているのが、A330、A350、B777、B787となっていますが、以前に同社はA350およびA330neoの独占エンジンサプライヤーであるロールスロイスに対して価格面などの不満を述べた過去があることから、ボーイング機が有力で、特にB787の発注数を増やすとの見方がされています。
現在も経営再建中の同社ですが、保有機材の削減や人員削減などによるコストカットを図ったことで業績は確実に改善している状況となっていますが、今後再び事業を拡大した際に継続的に利益を生み出せる体質に生まれ変われるのか真価が問われることになりそうです。Photo : Thai Airways