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フィリピン航空、2025年のA350-1000型機の受領開始に向けて人材採用を強化

 フィリピン航空は、2025年のA350-1000型機の受領開始に向けて人材採用を強化していることを明らかにしました。

 同社は、2025年第4四半期に計9機発注しているA350-1000型機の受領を開始する予定ですが、同型機の取り扱いに必要な人員と航空需要の増加に見合った、パイロット、客室乗務員、カスタマーケアスタッフの追加採用も行っているとしています。

 また今後の長期的な航空需要の成長について楽観的な見方を示しており、市場の需要に応え、観光産業を支援するためにネットワークと保有機材を段階的に拡大することに引き続き注力していくとしています。

 同社は民事再生法に相当するチャプター11の脱却後から、再び長距離路線を強化することを検討していることが伝えられており、今後欧米路線のネットワーク拡大を計画しているものと推測されています。なお同社が導入するA350-1000型機の契約においては、3機のオプション権もついていることから、今後同社の需要予測通り航空需要が成長し、オプションの行使に至るのか注目です。Photo : Airbus

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