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ヴァージンオーストラリア航空CEOが辞任 同社初の女性CEOとして経営再建に尽力

 ヴァージンオーストラリア航空のJayne Hrdlicka CEOが辞任することを発表しました。

 同CEOは、新型コロナウイルスの影響により事実上の経営破綻となった同社の経営再建に任命されたCEOとなり、4年にわたり経営再建に尽力し、2023年には黒字転換してコロナ以前に近い状態にまで回復させました。

 同社は、同氏により変革の第一段階を終えることができたとし、今後は現在後任を選定中の新CEOのもとでオーストラリア市場での競争力を強化する継続的な成長と利益拡大を目標として、変革の第2段階を進めるとしています。

 今回の発表に伴い同CEOは「私はこの偉大な航空会社のCEO職に別れを告げ、最終的にはバトンを引き継ぐのに適切な時期であると判断しました。 これは私にとって簡単な決断ではありませんでしたが、過去4年間は最も困難な時期に組織全体で重労働を担ってきました。 私たちは変革プログラムの真っ最中であり、やるべきことはたくさんあり、IPO を実現する必要があります。 」と述べています。

 今後同社は、再度長距離路線に進出するためにワイドボディ機を導入するか否かの議論が活発になっていくと予想されており、今後新CEOがどのような決断をするのか注目となります。Photo : Virgin Australia

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