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フランス航空当局、移管予定路線であるティーウェイ航空のパリ線の就航が航空協定違反と指摘

 フランス航空当局は、ティーウェイ航空のパリ線の就航が航空協定違反と指摘したことがわかりました。

 EU当局は、旅客輸送サービスの提供における競争を維持するために韓国とEUを結ぶ4つの路線(フランクフルト・ローマ・パリ・バルセロナ)をティーウェイ航空に移管することを条件に大韓航空とアシアナ航空の統合を承認しましたが、フランス航空当局は、ティーウェイ航空が2024年6月に就航しているソウル/仁川~パリ線が航空協定違反と指摘しています。

 現在フランスと韓国の航空協定においては、韓国側の就航エアラインは2社と定められており、ティーウェイ航空が就航すると大韓航空とアシアナ航空に加え3社となることから、協定に違反することになります。

 今後順調に手続きが進むと大韓航空とアシアナ航空が統合となれば再び2社となり問題は解決しますが、最終的な統合が終わるまでの間は、この問題に対処する必要が出てきています。

 現在両国は協議を行う可能性があるとされていますが、現時点では大韓航空かアシアナ航空が運休、あるいはティーウェイ航空が就航を断念するかのいずれかになりますが、ティーウェイ航空が就航を断念するとEU当局の認可条件をクリアできなくなるため、前者の案が有力とみられ、現段階では大韓航空が運休する可能性があるとみられており、協議が難航し運休となれば、大韓航空は今年のパリオリンピックによる路線収益を失うことになります。Photo : Tway Air

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