日本航空/JALは、傘下LCCのジップエアとスプリングジャパンの2024年3月期の業績を発表しました。
ジップエアにおいては、旅客収入が前年比+140.9%の540億円となり、有償座席利用率は前年度比25pt増の77.9%となりました。
またスプリングジャパンにおいては、旅客収入が前年比+61.1%の132億円となり、有償座席利用率は前年度比16.3pt増の70.1%となりました。
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国際線中長距離LCCであるジップエアは、2023年6月よりサンフランシスコ線、2023年7月からはマニラ線、2024年3月からはバンクーバー線に新規就航し、就航地点は北米・アジアを中心に9地点まで増加しています。また現在の8機体制から2025年度までに10機体制へ拡大を予定しており、積極的に事業規模を拡大する計画としています。
また中国線の需要が少しずつ回復する中、スプリングジャパンは3年8カ月ぶりに成田~上海線の運航を再開してお
り、ジェットスタージャパンを含めた特徴の異なるLCC3社による成田空港をハブとしたネットワーク構築に努め、若年層やファミリー層等、新たな人流の創出を目指すとしています。Photo : ZIPAIR