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ボーイング株主総会、一部からは即時退任を要求も現CEOの再任を承認

 ボーイング株主総会が行われ、一部からは即時退任を要求する声があったものの、現CEOの再任を承認しました。

 Dave Calhoun CEOは、B737MAX9のトラブルを受けた一連のずさんな品質管理の責任をとって2024年末に退任する予定となっていますが、一部からは即時退任を要求する声もありましたが、株主総会では再任が承認されました。

 また退任に伴う同氏への3300万ドル(約50億円)の報酬パッケージも承認し、この金額は同社のCEOに支払われた最高額であることから、一部では批判の声もあがっています。

 今回の株主総会においては、経営陣を大幅に入れ替えて、早期に同社が新経営体制に移行することも期待されていましたが、現状ではそれが実現せず、多くの問題を抱える同社が本当に経営体質を変えることができるのかといった意見が出始めています。Photo : Boeing

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