品質問題で揺れているボーイングですが、B777Fにおいても同様の問題により納入遅延が発生している模様です。
ドイツ現地紙によれば、当初2月に受領する予定であったルフトハンザカーゴ向けの12号機となるB777Fですが、これが重大な欠陥があることから、現時点で納入が8月頃まで延期されているとしました。
同社を巡っては、各クラスの主力機において品質問題を抱えている状況となっていますが、今回貨物機においても問題を抱えていることがわかり、同社の品質問題は根深い可能性があります。なお先日ルフトハンザグループCEOは、現在のボーイングの混乱について「非常に迷惑でコストがかかる」とコメントしています。
ライバルのエアバスは、否定をしているものの、このような状況を受けて増産に踏み切ったとみられており、エアバスが優勢な状況が続く見通しです。Photo : Lufthansa