ボーイングは、中国当局が追加の情報を求めたため中国エアラインに対しての納入を一時停止していることが明らかになりました。
ボーイングはFAAの新基準によりコックピットの会話録音時間を25時間に変更しましたが、これに伴い中国当局は、ボイスレコーダーに内蔵されているリチウムイオン電池のバッテリーの追加の審査が必要とし、ボーイングに対しこのレコーダーの情報を求めています。
これに伴いボーイングは納入を一時停止せざるを得ない状況となっており、現在のところ中国当局からの認証取得に注力し、顧客と納入時期について話し合いの場をもっているとしています。
表面上は、バッテリー問題とされていますが、一部の識者は、政治絡みの貿易問題であるとの認識を示しており、米中関係の悪化はこのようなところにも影響を及ぼしている可能性があります。Photo : Boeing