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アシアナ航空の貨物事業の売却先は現時点でエアプレミアが最有力 コロナ禍での貨物輸送を評価

 アシアナ航空の貨物事業の売却先は、現時点でエアプレミアが最有力であることがわかりました。

 アシアナ航空と大韓航空は、現在統合に向けて調整を進めていますが、EU当局から指摘されたEU~韓国間の貨物輸送サービスにおける競争低下の可能性を解決するために、アシアナ航空の貨物事業を他社に売却すことをアシアナ航空理事会で決定しています。

 この貨物事業の売却に伴い、これまでにエアプレミア・イースター航空・エアインチョンが買収額を提示し、現在この3社が競合している状況となっていますが、現地紙などによれば現時点でエアプレミアが最有力であるとしています。

 理由としては、コロナ禍において貨物輸送の実績があること、長距離路線を運航していること、買収額が最も高かったことが評価されているとしており、対するイースター航空は貨物輸送実績が無いことや、コロナ禍で経営が不安定になったこと、そしてエアインチョンは事業規模が小さいことがネックとなり、総合的に評価してエアプレミアが最有力であるとしています。

 なおアメリカ当局による大韓航空とアシアナ航空の統合の審査においては、一部路線をエアプレミアに移管することを条件とする可能性も指摘されており、バランスを考慮するとエアインチョンが適しているとの声もあり、エアプレミアが優勢ながらもこの2社の一騎打ちとなる形相です。Photo : LAX Airport

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