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アシアナ航空の貨物事業の売却先は現時点でエアプレミアとエアインチョンが有力

 アシアナ航空の貨物事業の売却先は、現時点でエアプレミアとエアインチョンが有力であることがわかりました。

 アシアナ航空と大韓航空は、現在統合に向けて調整を進めていますが、EU当局から指摘されたEU~韓国間の貨物輸送サービスにおける競争低下の可能性を解決するために、アシアナ航空の貨物事業を他社に売却すことをアシアナ航空理事会で決定しています。

 この貨事業の売却に伴い、これまでにエアプレミア・ティーウェイ航空・イースター航空・エアインチョン・チェジュ航空が買収の意向があるとされ、一時はチェジュ航空が最有力との報道もありましたが、現時点で有力候補となっているのはエアプレミアとエアインチョンの2社であると現地紙は報じています。

 そして現在も買収意向があるのは、エアプレミア、エアインチョン、イースター航空としており、イースター航空は貨物事業者の登録が無いことや、経営再建中であることから可能性は低いとされていることから、上記2社が有力とみられています。

 特にエアプレミアにおいては、この買収に向けたコンソーシアムの構成に動いていることが伝えられており、現時点で頭一つ抜けているとの評価がされています。

 大韓航空とアシアナ航空の統合においては、残すはアメリカの認可を残すのみとなりますが、アメリカの認可においては、エアプレミアが鍵になるとみられており、今後どのような形で落ち着くのか注目となります。Photo : LAX Airport

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